スワップポイントを受け取る戦略も海外FXに軍配が上がる理由
スワップポイントとは?
スワップポイントとは「スワップポイント」、あるいは、「スワップ」と呼ばれ、2国間の通貨を売買するFX取引において金利の高い通貨と金利の低い通貨の間で生じる金利差を言います。高金利通貨を買い建てる場合にスワップポイントを受け取ることができますが、逆に高金利通貨を売り建てる場合にはスワップポイントを支払う必要があります。
FXでは「安いときに買って高いときに売る」、という、いわゆる売買差益が基本ですが、スワップポイントは売買差益以外に利益を得る唯一の方法です。
FXで得られるスワップポイントは、銀行預金の利息に類似していますが、銀行の預金利息が受取れるのは年に数回のみです。しかし、スワップは、ポジションを保有している間は毎日受け取ることができます。
スワップポイントのメリット
では、具体的にスワップポイントにはどのようなメリットがあるのか、以下で詳しく説明いたします。
通貨ペアの金利差に応じてスワップポイントが貰える
スワップ目的で売買するのに人気通貨の一つとなっているのがトルコリラ(TRY)です。現在の政策金利は14.00%、同様にスワップ運用として人気の通貨メキシコペソ(MXN)の金利は今では7.75%となっています。世界各国の風潮では低金利が主流となっている今、高金利としてトルコリラの人気が高いことも納得できます。
同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップポイントが変わる
仮にトルコリラを買い、低金利の代名詞的存在である日本円(JPY)を売ると、毎日どれほどのスワップポイントを受取ることができるでしょうか?
2019年 | 売り | 買い |
11月1日(金) | -82円 | 52円 |
11月4日(月) | 0円 | 0円 |
11月5日(火) | -77円 | 47円 |
11月6日(水) | -80円 | 50円 |
※1万通貨あたりの価格です
これは、日本国内FX業者のスワップポイントですが、およそ50円/日を受け取ることができます。
一方で、海外FX業者のiFOREXの場合は、どれぐらいでしょうか?
1ピップ | 0.001 | 市場価格許容差 | 0.0025 |
1ピップの価値 | 25円 | オーバーナイト金利(売り) | -35円 |
必要証拠金維持率 | 0.50% | オーバーナイト金利(買い) | 34円 |
時間外必要証拠金 | 1% | オーバーナイト金利%(売り) | -0.01% |
最大レバレッジ | 0.18 | オーバーナイト金利%(買い) | 0.01% |
最小数量トルコリラ | 3,000 | オーバーナイト金利(GMT) | 22:00 |
最大数量トルコリラ | 100,000 | ウィークエンド金利(GMT) | 金曜日 |
※1万通貨あたりの価格です
最小取引単位が3000通貨ですが、一日に34円ほど受け取ることができます。(つまり、102円受け取ることになります。)
スワップポイントは毎日貰える
スワップポイントは土日祝を除き原則毎日もらえるので、仮に1日100円のスワップポイントが貰えるFX会社で1万通貨買って1年間スワップが変わらなかった場合『 100円/1日×365日 = 36,500円/年 』が貰える計算になります。
スワップポイントのデメリット
上記でスワップポイントのメリットを説明しましたが、必ずしもメリットばかりではありません。続いてスワップポイントのデメリットについて解説します。
国内のFX会社はスプレッドは原則固定にしている業者がほとんどですが、スワップポイントは基本毎日変動します。
これは各国の政策金利が変わるためでは無く、インターバンク内のスワップ価格が日々変動するためです。ただ、公表はしていませんが「高スワップを提供するFX会社」をアピールするためにスワップポイントを固定に近い形で提供している業者もあります。
100万円を入金してスワップポイントを受け取るシミュレーション
国内のFX会社で100万円を入金した場合
証拠金 | 1,000,000 |
取引数量(取引単位) | 1Lot |
売買レート | 19.000 |
ロスカット発動レート | 9.1円 |
仮に365日スワップポイントを受け取った場合、総額は182,500円になります。
iFOREXで100万円を入金した場合
iFOREXなら初回入金100%ボーナスが10万円上限で受け取ることができます。
さらに、10万円以上、つまり、90万円は40%ボーナスを受け取ることができるので、100万円入金が146万円入金と同等になります。
証拠金 | 1,460,000 (*1) |
取引数量(取引単位) | 1Lot |
売買レート | 19.000 |
ロスカット発動レート | 4.4円 |
仮に365日スワップポイントを受け取った場合、総額は124,600円になります。
さらに、100万円に対して3%の利息が付与されるため、30,000円も受け取れます。
iFOREXに入金した場合、ロスカット発動レートが格段に下がります。ほぼロスカットされないと思ってよいでしょう。
iFOREXの入金ボーナスについてはこちらで詳しく解説しています。
国内FX業者と海外FX業者だと、どちらが有利か?
仮に、1Lotの買いポジションを保有して200pips逆行すると、-20,000円失います。国内FX業者の場合、つまり、182,500円のスワップポイントを受け取っても、純益は162,500円になります。
iFOREXの場合、1Lotの買いポジションを保有して200pips逆行すると、-20,000円失います。つまり、124,600円のスワップポイントを受け取って、純益が104,600円になります。100万円に対して3%の利息を足し合わせると、純益が134,600円になります。
トルコリラで取引した場合、国内FX業者のほうが3万円ほど純益が高い結果になります。
しかし、トルコリラ/円ではなく、スイスフラン/トルコリラの場合はどうでしょうか?
1ピップ | 0.0001 | 市場価格許容差 | 0.0003 |
1ピップの価値 | 19円 | オーバーナイト金利(売り) | 89円 |
必要証拠金維持率 | 0.50% | オーバーナイト金利(買い) | -89円 |
時間外必要証拠金 | 1% | オーバーナイト金利 %(売り) | 0.01% |
最大レバレッジ | 0.18 | オーバーナイト金利 %(買い) | -0.01% |
最小数量 スイス | 990 | オーバーナイト金利(GMT) | 22:00 |
最大数量 スイス | 49,000 | ウィークエンド金利(GMT) | 金曜日 |
スイスフラン/トルコリラの場合、国内FX業者のトルコリラ/円を上回るスワップポイントが付与されます。
仮に365日スワップポイントを受け取った場合、総額は324,850円になります。
さらに、100万円に対して3%の利息が付与されるため、30,000円も受け取れます。
トルコリラ/円と同様に200pips程度の逆行があっても、334,850円の純益が見込めます。
つまり、100万円の入金余力があり、日本国内FX業者でトルコリラのスワップポイント獲得を狙っているなら、iFOREXに入金してスイスフラン/トルコリラを注文するほうが圧倒的に有利ということになります。
510万円の入金余力がある場合
iFOREXの入金ボーナスを最大額獲得するには、510万円が必要です。
その場合、720万円の証拠金があることと同義になります。
したがって、上述したスイスフラン/トルコリラのシミュレーションより5倍のポジションを保有することが可能です。
仮に365日スワップポイントを受け取った場合、総額は1,624,250円になります。
さらに、500万円に対して3%の利息が付与されるため、150,000円も受け取れます。
200pips程度の逆行があっても、774,250円の純益が見込めます。
比較すると、以下のような結果になります。
- 100万円入金で334,850円の純益の場合、33%の資産増加
- 510万円入金で774,250円の純益の場合、15%の資産増加
この結果からわかることは、510万円の入金で最大限のボーナスを受け取ったとしても、ポジションが逆行した場合のリスクが大きくなり、年次での増加率が半分以下になります。
つまり、ボーナスを受け取っても過渡なスワップポイント狙いだと資金効率が低下する可能性があることをご理解いただけたと思います。
コメント