Tickmillのメリットとデメリットを解説!
今回はTickmillのことを知りたい方のためにTickmillについての特色や優位なポイント、注意点など様々な項目について説明していきます。
Tickmillは2014年から営業を始めたまだ新しい海外FX業者なので、未知な部分が多いのが本音です。
しかし実は、Tickmillは安全性が大変高かったり、一部の口座でスプレッドや取引手数料が非常に有利なことなど、見逃せないメリットをいくつも備えている取引業者なのです。
日本で有名なGEMFOREXやTitan FXなどを使っている方でしたら、Tickmillのメリットに心が揺れ動いてしまうかもしれません!
日本ではまだあまり聞きなれないTickmillですが、これからそのTickmillについて詳細に解説していきます。
Tickmillのメリット
安全性・信頼性が高い
Tickmillにはいくつかのグループ会社がありますが、次の通り各会社で金融ライセンスを取得しています。
グループ会社 | ライセンス |
Tickmill Ltd | セーシェル金融サービス機構(FSA、登録番号:SD008) |
Tickmill UK Ltd | 英国金融行為監督機構(FCA、 登録番号:717270) |
Tickmill Europe Ltd | キプロス証券取引委員会 (CySEC、 登録番号:278/15) |
Tickmillはコンプライアンスの意識が非常に高く、トレーダーは安心して口座開設や取引に集中することができます。
プロ口座のスプレッドが狭い
Tickmillには3種類の取引口座がありますが、その中で手数料が発生する「プロ口座」のスプレッドが大変狭く有利です(米ドル/円で0.2pips前後)。
取引手数料は10万通貨につき片道2ドルというとても格安な水準です。
EA(自動売買プログラム)による繰り返しのトレードであっても、その手数料に全く臆することはありません 。
教育に熱心
トレーダーの取引を支援するサポートコンテンツの充実に積極的に力を入れています。
FXセミナーの開催や、オンライン上でレクチャーが受けられる「ウェビナー」、電子書籍の提供、また相場分析情報など取引に役立つ様々なコンテンツが充実しています。
最低出金額が安い
最低出金額は25ドル(約2,500円)から可能でとても良心的です。
ただし実際の利用においては、中継銀行手数料などを考慮して、数万円以上の出金額を予定するのが無難です 。
入出金手数料が無料
国内FX口座と同じく全ての入出金手数料が無料となっています。
海外FX口座では国内ではありえない送金手数料が存在しますが、Tickmillではこういった心配をする必要はありません。
ただし金融機関側から発生する送金手数料や中継銀行手数料などは考慮しておく必要があります 。
他にも入出金ルールが他の海外FX業者と比べ非常に分かりやすく入出金がしやすいといったメリットもあります。
Tickmillのデメリット
口座残高が円建てでない。
日本円で口座残高の確認やポジションの損益変動などをチェックすることができません 。
Tickmillの口座内通貨は、USD、EUR、GBPとなっているので、慣れてない方はポジションの損益計算や収益計画などのやり方で戸惑うかもしれません。
ただし入金については、例えばクレジットカードを使って日本円で入金した場合、予め指定しておいた外国通貨に自動的に変更されるようになっています。
営業実績が十分ではない
Tickmillは2019年時点で約5年の運営歴です。決して長いとは言えません。
今後においても十分に注意深く見守っていく必要があります。
取引口座の内容
各口座の特徴
クラシック口座 | プロ口座 | VIP口座 | |
最低入金額 | 100ドル | 100ドル | 5万ドル |
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
最低取引量 | 0.01lot | 0.01lot | 0.01lot |
取引手数料 | 無し | 片道2ドル/1Lot | 片道1ドル/Lor |
スプレッド | 1.6pips~ | 0.0pips~ | 0.0pips~ |
大きなポイントとしては、プロ口座にはスプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生するということです。
その手数料額は10万通貨につき片道2ドル(約200円)で、これは海外FX業者の中では非常に有利な金額でトップクラスの安さを誇っています 。
取引手数料の比較
業者名 | 手数料 |
Tickmill | 約200円 |
Axiory | 約300円 |
Titan FX | 約360円 |
DealFX | 約400円 |
※10万通貨・片道の金額、取引手数料のある口座に限定
取引手数料の所だけを見ると、VIP 口座はさらに安い「10万通貨につき片道1ドル」ですが、最低入金額が日本円で約500万円という非常に高い設定であり、この口座の利用は現実的ではありません。
GEMFOREXにも狭スプレッドの口座がありますが、最低入金額が30万円であることや、EAの使用が禁じられている、大きなロットの取引に事前の申請が必要、などの制限を考えるとTickmillで手軽に狭スプレッド口座の良さを体感するのがおすすめです。
代表的な通貨ペアのスプレッド
通貨ペア | スプレッド |
USD/JPY | 2.0pips |
EUR/JPY | 2.0pips |
GBP/JPY | 2.7pips |
AUD/JPY | 2.0pips |
EUR/USD | 1.7pips |
通貨ペア | スプレッド |
USD/JPY | 0.2pips |
EUR/JPY | 0.7pips |
GBP/JPY | 1.0pips |
AUD/JPY | 1.0pips |
EUR/USD | 0.2pips |
他の海外FX業者とのスプレッド比較
Tickmill (クラシック口座) |
Axiory (スタンダード口座) |
Titan FX (スタンダード口座) |
Land-FX (LP/Live口座) |
|
USD/JPY | 2pips | 1.5pips | 1.33pips | 0.8pips |
EUR/JPY | 2pips | 1.5~2.0pips | 1.74pips | 1.4pips |
GBP/JPY | 2.7pips | 2.0~3.0pips | 2.45pips | 2.7pips |
AUD/JPY | 2pips | 2.0pips | 2.12pips | 2.3pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.5pips | 1.2pips | 0.8pips |
Tickmill (プロ口座) |
Axiory (ナノスプレッド口座) |
Titan FX (Zeroブレード口座) |
Land-FX (ECN口座) |
|
USD/JPY | 0.2pips | 0.5pips | 0.33pips | 0.2pips |
EUR/JPY | 0.7pips | 0.5pips | 0.74pips | 0.4pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 1.5pips | 1.45pips | 2.0pips |
AUD/JPY | 1.0pips | 1.0pips | 1.12pips | 1.0pips |
EUR/USD | 0.2pips | 0.5pips | 0.20pips | 0.1pips |
手数料 | 約200円 | 約300円 | 360円 | 約350円 |
クラシック口座は手数料が無いもののスプレッドが平均的に広くなります。やはりTickmillではスプレッド・手数料が圧倒的に有利なプロ口座をおすすめします。
その他
- 追証ゼロ
- マージンコールは証拠金維持率100%
- ロスカット率は30%
まとめ
Tickmillで最もお得となるのはその安全性やスプレッド水準・手数料の安さ(プロ口座)が大半を占めます。
逆に最も注意すべきこととしては、日本円で資金管理ができないことと、まだ営業年数が十分ではないことです 。
こういった性質をメインにTickmillで口座開設を検討するのが賢明です。
またウェブサイトは割と日本語表記が正確で読みやすいことやサポートセンターがしっかりとしていますので、Tickmillはトータルで考えれば安全で誰にでも利用しやすい方の海外FX業者となってきます。
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